********** 04.8.17 ************************************************

Excelを楽しもう!
              〜〜〜 関数で遊ぼう 〜〜〜

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==== INDEX==========================================================
1. はじめに
2. 今日の関数  DATEDIF 
3. 便利なヒント集  五捨六入 
4. 編集後記
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1.はじめに
 またお会いできてうれしいです。発行者の 井上 誉史 です。
新たに登録頂いた読者の皆さま、ご購読ありがとうございます。

過去のバックナンバーは
http://gtz0.fc2web.com/backNo/no0.html
でご覧いただけます。

前回の TRIMMEAN 関数はお分かり頂けたでしょうか?

◆お詫びと訂正◆

前回の TRIMMEAN 関数で2箇所訂正があります。

TRIMMEAN 関数の引数の説明の部分で
『0.2は上限と下限からそれぞれ20%除外します。』と説明しましたが、
正しくは、『0.2は上限と下限を合わせて20%除外します。』です。

意味は、例えばB列の田中さんの場合でいえば、データーが10個有ります。
10個のデーターの上限と下限を合わせて20%ですから、
上限から10%・下限から10%、すなわち、データーを最大のものから順に
10個並べた時、最大のデーターと最小のデーターをそれぞれ1個づつ
カットした8個のデーターの平均になります。

後1箇所は、
結果はセルB12は8.45、セルC12は8.53、セルD12は8.20、セルL12は8.43と
表示される。と説明していますが、正しくは、
セルB12は8.49、セルC12は8.50、セルD12は7.84、セルL12は8.59 です。

◇TRIMMEAN 関数の補足説明◇

TRIMMEAN 関数のデーター数と変数についてですが、
変数0.2は上限と下限を合わせて20%という意味ですから、
上限だけだと半分の10%になります。下限も同様です。

上限でカットするデーターの個数は
=総データー数×変数÷2
となり、小数点以下切り捨て整数にします。
下限も同様です。

例えば、
1.データーが5個の場合は、変数が0.4以上でないと
  AVERAGE 関数と同じになり、TRIMMEAN 関数は機能しません。

2.変数は偶数でも奇数でもかまいませんが、この表で0.3にした場合、
  0.2の場合と結果は同じになります。
  上記の =データー数×変数÷2 の式に当てはめると、
  答えは0.2の場合が1、0.3の場合が1.5となり
  小数点以下切り捨てますと共に1となり、同じ結果になります。

ご指摘頂いた読者の中井さん ありがとうございます。
今後も一層の注意をはらう所存です。
ご質問等の返答が遅れています。
今しばらくお待ち下さい。

読者の浦崎様よりご指摘がありまして、
今日の関数の紹介の仕方を前々回より変えています。

読者の皆様もどんどんお気付き等をご連絡下さい。

火曜日の発行分が土曜日にずれ込んでいます。
発行が遅れたことをお詫びします。
来週の火曜日までに土曜日の発行分を発行します。
来週は3回発行し、帳尻を合わせたいと思います。
しばらくは、発行時間が不規則になりますがお付き合い下さい。

「こんなときはどうするの?」という質問や「この前の解説だけどこうやった
ほうが便利だよ!!」というご意見がありましたら、便り下さい。

みなさんと一緒に関数を楽しみましょう。


 2.今日の関数
あなたがグループの名簿を作成している時、生年月日を入力すれば、
年齢計算をその都度しなくても、今日現在の年齢が計算される関数があれば
便利なんだけどな〜と思ったことはありませんか?

このような場合は、日付/時刻関数の DATEDIF(ディトディフ)関数を使いましょう。
DATEDIF 関数は、2つの日付けからその期間を求める関数です。

例えば下記の表で1行目に名前を順に入力します。
セルA1に名前と入力し、セルA2に田中・セルA3に吉田・セルA4に福田・
セルA5に小山・セルA6に秋田と入力します。

セルB1に生年月日と入力し、セルB2からセルB6には、
それぞれの生年月日を入力します。

セルC1に年齢と入力し、セルC2に式
 =datedif(b2,today(),"Y")
と入力します。
セルC2の式をセルC3からセルC6まで複写します。

b2は生年月日、today()はNo.3で説明しました、今日の日付を表示する関数です。
"Y"は表示する単位で年数です。

《注意》     
. A B C D
1 名前 生年月日 年齢 .
2 田中 1963/10/11 =datedif(b2,today(),"Y") .
3 吉田 1972/4/20 =datedif(b3,today(),"Y") .
4 福田 1968/1/30 =datedif(b4,today(),"Y") .
5 小山 1977/2/18 =datedif(b5,today(),"Y") .
6 秋田 1975/12/8 =datedif(b6,today(),"Y") .
7 . . . .
8 . . . .

結果はセルC2は40、セルC3は32、セルC4は36、セルC5は37,
セルC6は38と表示される。

"Y"で表示した単位は他に以下の単位があります。

単位 求められる期間 単位 求められる期間
"Y" 期間内の満年数 "MD" 1ヶ月未満の日数
"M" 期間内の満月数 "YM" 1年未満の月数
"D" 期間内の満日数 "YD" 1年未満の日数


 3.便利なヒント集
今回は、関数の応用で五捨六入の説明です。

五捨六入をする関数は有りません。

四捨五入はNo.11で説明したROUND 関数を使います。
このROUND 関数を使って、五捨六入をする方法を考えてみましょう。

例えば、小数第1位を五捨六入して整数にする場合、
セルB2には5.5、セルB3には3.6の数字があったとします。

普通にROUND 関数を使えば、6と4になります。

セルB2及びセルB3を四捨五入の形にするには、セルB2及びセルB3から0.1を
引いてやれば、四捨五入でセルB2が5、セルB3が4になります。

セルC2・C3を式であらわせば、
=round(b2-0.1,0)、=round(b3-0.1,0)
となります。

ここでのポイントは、五捨六入したい数値より、求める桁数より1つ前の桁から
1マイナスしてやることです。

10の位を求めるのなら、1を、100の位を求めるのなら、10を、
小数第1位まで求めるのなら、0.01を、
五捨六入したい数値よりマイナスすることです。

このように少し工夫をすれば、いろいろと応用ができます。


 4. 編集後記
このメルマガをお友達や周りの方々にも転送してあげてください。
http://www.mag2.com/m/0000131398.htm
きっと喜ばれますよ!


また、メルマガの相互紹介をご希望の方連絡下さい。

相互紹介をご希望のメールを下さった方、申し訳ありません。
作業が止まっています。今週中には正常な状態に戻したいと思います。


著作権ですが放棄はしませんが、コピーしたり、改善したり、
読者の方の使いがっていいように変えて頂いて結構です。

ホームページでバックナンバーが閲覧できるようにしました。
http://gtz0.fc2web.com/backNo/no0.html
ご利用下さい。

分かりにくい箇所がありましたら遠慮なく質問のメールを下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


なお、内容は十分吟味していますが、内容によってなんらかの障害、損害等が
発生した場合に おいても一切責任は負いかねます。自己責任でお願いします。


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編集・発行:    井上 誉史
問い合わせ:   ccp47131@syd.odnne.jp
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