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Excelを楽しもう!
              〜〜〜 関数で遊ぼう 〜〜〜

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==== INDEX============================================================
1. はじめに
2. 今日の関数  AVERAGE 
3. 便利なヒント集  絶対参照
4. 編集後記
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1.はじめに
 またお会いできてうれしいです。発行者の 井上 誉史 です。
新たに登録頂いた読者の皆さま、ご購読ありがとうございます。

過去の6回のバックナンバーは
http://gtz0.fc2web.com/backNo/no0.html
でご覧いただけます。

前回の sum 関数はお分かり頂けたでしょうか?

今日は梅雨の谷間か非常に暑いです。
ここ2〜3日暑いのがニュースになっているみたいで、
座っていても汗たらたらです。

私は、今失業中で、前に務めていた会社の社長に誘われ、
天照石グッズをネットで売る為のホームページ作りをしています。
ホームページが出来ましたらこのメルマガでも紹介する予定です。

「こんなときはどうするの?」という質問や「この前の解説だけどこうやった
ほうが便利だよ!!」というご意見がありましたら、便り下さい。

みなさんと一緒に関数を楽しみましょう。


 2.今日の関数
今日の関数は統計関数の average (アベレージ)関数です。
average 関数は平均値を求める関数です。

式で表せば
     =average(D4:D8)・・・・(1)
     =average(D4:F4)・・・・(2)
となります。

前回作ったABCの3つアトラクションでの得点の表を使いましょう。
average 関数を使って、それぞれの合計を計算しましょう。

セルD9に(1)の式を、セルG4に(2)の式を入力し、セルD8・E8・F8と
セルG4・G5・G6・G7にコピーしましょう。

《注意》average 関数の場合、セルE7のように数字の入らない空白のセルが有る
場合は無視して計算がされます。アトラクションBでは4個の数字の平均が、
また、吉田 四郎さんは2個の数字の平均が計算されます。

では、具体的に average 関数を使ってみましょう。

《注意》     
. A B C D E F G
1 . . アトラクション得点表 . .
2 . . . . . . .
3 . 名前 ふりがな 合計
4 1. 田中 次郎 たなか じろう 70 35 88 =average(D4:F4)
5 2. 福田 太郎 ふくだ たろう 63 20 95 =average(D5:F5)
6 3. 小川 五郎 おがわ ごろう 80 30 80 =average(D6:F6)
7 4. 吉田 四郎 よしだ しろう 100 . 70 =average(D7:F7)
8 5. 中田 九郎 なかた くろう 95 45 75 =average(D8:F8)
9 . . 合計 =average(D4:D8) =average(E4:E8) =average(F4:F8) =average(D4:F8)

前回6号で作った表を出して下さい。もし、ない方は復習と思ってもう一度作りましょう。

セルG4には式
   =average(D4:F4)
を入力し、セルG5からセルG8にコピーする。
セルD9には式
   =average(D4:D8)
を入力し、セルE9とセルF9にコピーする。

総合計が必要ならセルG9には式
   =average(D4:F8)
を入力する。

セルG4には65.3333、セルG5には59.3333、セルG6には63.3333,セルG7には85、
セルG8には71.6667と表示されます。
セルD9には81.6、セルE9には32.5、セルF9には81.6と表示されます。

セルG9には67.5714と表示されます。

セルB7の空白のセルも含めて平均を求める場合は、
averagea (アベレージエー)関数を使います。式は
   =averagea(D4:F4)
です。G7とB9の計算結果はそれぞれ56.6667、26となります。
空白や文字列を含んだ範囲の平均値を求めるとき、average 関数では、
空白や文字列は無視されますが、averagea 関数では0(ゼロ)とみなし
平均値を計算します。

小数点以下の桁数の調整は、書式ーセルー表示形式で行ってください。


 3.便利なヒント集
今回は、絶対参照ついての説明です。
前回相対参照について、数式が入力されているセルから見て、
左にいくつ前のセル、あるいは上にいくつ上のセルというように、
他のセルの位置を表すこと,と説明しましたね。

これはこれで、非常に便利な機能なのですが、
時には、この機能により誤った計算結果になることがあります。

構成比といって全体を100としたときの割合を求めてみましょう。

上のシートで、セルF9に式
・・・=sum(F4:F8)
を入力し、セルG4に
・・・=F4/F9*100
と入力しましょう。セルG4は 21.5686 と計算結果が表されています。
では、式 =F4/F9*100をセルG5からG8にコピーすると、
式は =F4/F9*100 とはならず、セルG5には =F5/F10*100、セルG6には
 =F6/F11*100、 セルG7には =F7/F12*100、セルG8には =F8/F13*100と
なっている。

計算結果は, #DIV/0! と表示されました。
F10からF13は空白のセルで、0(ゼロ)で割ったことになります。

前回説明した相対参照のなせるわざで、
全体を100としたときの割合は出てきません。
ではどうするかというと、どのセルから見ても常にセルF9を不動にすることです。
あるセルがどのセルから見ても常に不動であることを絶対参照といいます。

式を入力するとき、絶対参照のセル(ここでは F9)をクリックしたとき,
キーボードの最上段に配列されているF4キーを1回押してください。

行番号や列番号の前に半角の[$]記号が付きます(ここでは $F$9)。式は
・・・=F4/$F$9*100
となり、セルG5からG8にコピーすると、それぞれセルG5には =F5/$F$9*100、
セルG6には
 =F6/$F$9*100、セルG7には =F7/$F$9*100、セルG8には =F8/$F$9*100
となっている。

計算結果は,それぞれ23.2843、19.6078、17.1569、18.3824と表示される。

このように数式が入力されているどのセルから見ても、常に同じセルであることを
絶対参照といいます。

相対参照で問題が起こったとき絶対参照を思い出しましょう。


 4. 編集後記
前回の sum 関数と今回の average 関数は少しやさしかったでしょうか?
この2つの関数は基本中の基本であり、非常によく使います。
よく理解しておいて下さい。

次回は少し面白い関数を紹介します。

ホームページでバックナンバーが閲覧できるようにしました。
http://gtz0.fc2web.com/backNo/no0.html
ご利用下さい。

分かりにくい箇所がありましたら遠慮なく質問のメールを下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


なお、内容は十分吟味していますが、内容によってなんらかの障害、損害等が
発生した場合に おいても一切責任は負いかねます。自己責任でお願いします。


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編集・発行:    井上 誉史
問い合わせ:   ccp47131@syd.odnne.jp
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