********** ０４．８．１４　************************************************

Excelを楽しもう！
　　　　　　　　　　　　　　〜〜〜 関数で遊ぼう 〜〜〜
************************************************** No.２８ ************

==== INDEX==========================================================
１． はじめに
２． 今日の関数　　TRIMMEAN　
３． 便利なヒント集　　数式のロック　
４． 編集後記
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１．はじめに
　またお会いできてうれしいです。発行者の　井上　誉史　です。
新たに登録頂いた読者の皆さま、ご購読ありがとうございます。

過去のバックナンバーは
http://gtz0.fc2web.com/backNo/no0.html
でご覧いただけます。

前回の MODE 関数はお分かり頂けたでしょうか？

ご質問等の返答が遅れています。
今しばらくお待ち下さい。

読者の浦崎様よりご指摘がありまして、
今日の関数の紹介の仕方を前回より変えています。

読者の皆様もどんどんお気付き等をご連絡下さい。

土曜日の発行分が火曜日にずれ込んでいます。
発行が遅れたことをお詫びします。
今週の土曜日までに火曜日の発行分を発行します。
しばらくは、発行時間が不規則になりますがお付き合い下さい。


「こんなときはどうするの？」という質問や「この前の解説だけどこうやった
ほうが便利だよ！！」というご意見がありましたら、便り下さい。

みなさんと一緒に関数を楽しみましょう。


　２．今日の関数
あなたが幹事で、１１人でカラオケ大会の企画があります。
歌っている人以外が１０点満点で小数１位までの点数で採点します。

SUM関数で合計を出していたのですが、歌い終わった同じ人に対し、
１０点満点から５点以下と採点にバラツキが大きくなりました。

このような場合は、統計関数の TRIMMEAN（トリムミーン）関数を使いましょう。
体操の採点にもつかわれています。

TRIMMEAN 関数は、データー全体の上限と下限から一定の割合のデーターを
除いて平均を表示する関数です。

例えば下記の表で１行目に名前を順に入力します。
セルA1に名前と入力し、セルB1に田中・セルC1に吉田・セルD1に福田・
セルE1に小山・・・セルL1に秋田と入力します。

セルA2からA11には、1，2、と連続した数字を11まで入力します。
セルB2からB11には、田中さんの得点を順不同で入力します。
同様に、セルC2からC11には吉田さんの得点を順不同で入力します。
以下同様にしてD列の福田さんからL列の秋田さんまでの得点を順不同で
入力します。

セルA12に得点と入力し、セルB12に式
　=trimmean(b2:b11,02)
と入力します。

b2:b11はデーターの範囲を選び、0.2は除外するデーターの割合で、
0から1未満の小数で指示します。
0.2は上限と下限からそれぞれ２０％除外します。

セルB12をセルC12からセルL12までに複写します。

《注意》 　　 　
. A B C D ・・ ・・ L
1 名前 田中 吉田 福田 ・・ ・・ 秋田
2 1 8.5 8.3 4.6 . . 10.0
3 2 9.5 8.6 7.8 . . 8.3
4 3 8.2 9.0 4.2 . . 8.4
5 4 10.0 8.8 8.1 . . 8.8
6 5 9.1 8.8 8.6 . . 6.8
7 6 8.3 8.5 7.8 . . 8.1
8 7 7.7 8.2 9.5 . . 10.0
9 8 8.3 7.9 8.9 . . 8.2
10 9 4.0 8.9 8.7 . . 8.5
11 10 8.3 7.2 8.2 . . 8.4
12 得点 =trimmean(b2:b11,02) =trimmean(c2:c11,02) =trimmean(d2:d11,02) . . =trimmean(l2:l11,02)

結果はセルB12は8.45、セルC12は8.53、セルD12は8.20、セルL12は8.43と
表示される。

TRIMMEAN 関数の代わりにAVERAGE 関数を使った場合は、
セルB12は8.19、セルC12は8.42、セルD12は7.64、セルL12は8.55と表示される。


　３．便利なヒント集
今回は、数式のロックの説明です。

数式を入力しているセルに誤って、数字や文字を入力したりして式を
消してしまったことはありませんか？

このような場合は数式をロックして、誤って消してしまうことのないように
しましょう。

ロックしたい数式が入力されたセルをクリックし、タイトルバーの
書式ーセルからセルの書式設定のダイアログボックスの保護タブをクリック。
ロックにチェックを入れて、OKボタンをクリック。

次にタイトルバーのツールー保護ーシートの保護から
シートの保護ダイアログボックスのロックされたセル範囲の選択のチェックを外し，
ロックされていないセル範囲の選択にチェックを入れ、OKボタンをクリックする。

これで数式はロックされました。
セルをロックした後、必ずシートの保護の忘れずに行って下さい。

ロックを解除するのは、ツールー保護ーシート保護の解除で出来ます。


　４． 編集後記
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著作権ですが放棄はしませんが、コピーしたり、改善したり、
読者の方の使いがっていいように変えて頂いて結構です。

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ご利用下さい。

分かりにくい箇所がありましたら遠慮なく質問のメールを下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


なお、内容は十分吟味していますが、内容によってなんらかの障害、損害等が
発生した場合に おいても一切責任は負いかねます。自己責任でお願いします。


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編集・発行：　　　 井上　誉史
問い合わせ： 　　ccp47131@syd.odnne.jp
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