********** 05.6.28 **********************************************

Excelを楽しもう!
              〜〜〜 関数で遊ぼう 〜〜〜

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==== INDEX==========================================================
1. はじめに
2. 今日の関数   IF (3) 
3. 便利なヒント集  比較演算子 
4. 編集後記
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1.はじめに
 お久しぶりです。
アッという間に半年が過ぎました。
またお会いできてうれしいです。発行者の 井上 誉史 です。

半年間休んで、非常にわがままなお願いですが、
このまま継続して購読をおねがいします。
もう、購読を止めたという方は下記から手続きをして下さい。
http://gtz0.fc2web.com/kansu/merumaga.html
当方では、代理での配信解除・変更をいたしかねますのでご了承下さい。

今後は、以前と同じように毎週火曜日と土曜日に配信します。
読者の方は『関数の挿入』ダイアログボックスを使って入力されると思いますが
このメルマガでは、直接セルに入力する方法で説明します。
45号までに説明した関数と一部ダブルこともありますが、
基本的な関数の使いかたを中心に説明したいと思います。

過去のバックナンバーは
http://gtz0.fc2web.com/backNo/no0.html
でご覧いただけます。

 ★ご意見・ご質問などどんな些細なことでもいいので メール下さい。

  取り上げて欲しい話題・ご質問なども お待ちしております。

「こんなときはどうするの?」という質問や「この前の説明だけど、こうやった
ほうが便利だよ!!」というご意見がありましたら、 便り下さい。

みなさんと一緒に関数を楽しみましょう。


 2.今日の関数

今日は5回実施したテストを3回以上受け、平均点が70点以上で合格
という合否判定の場合について考えてみましょう。

使う関数は論理関数の IF(イフ)関数で、ネストに統計関数の COUNT(カウント)関数と
統計関数の AVERAGE(アベレージ)関数です。

NO.4NO.5で IF 関数を取り上げましたが、
IF 関数は関数の基本であり、 IF 関数を理解し使いこなせれば、
他の関数もその応用で使えると考えています。
合否判定や在庫管理など IF 関数の使用範囲は広範にわたっています。

NO.4 で説明したように
IF 関数は論理式とか、真とか偽とか出てきて、非常に分かりずらいものです。
しかし、英単語のIFと同じような感じで『もし○○ならば、
Aを、そうでないならBを』と使っていただければいいと思います。

今日の例題でいえば、もし受験が3回未満なら、”不合格”と表示し、
そうでなければ、平均点を計算し、70点以上なら”合格”、そうでなければ、”不合格”
と表示する。

NO.5で関数と関数を組み合わせて使う方法を説明しました。
関数の引数に関数を使うことを『ネスト』といい、7階層まで可能です。
今日の例題でいえば、 COUNT関数と IF関数をネストし、ネストした IF関数に
さらに AVERAGE関数をネストします。

では、具体的に式を作ってみましょう。
=if(count(b2:f2)<3,"不合格",平均点を計算)
平均点を計算については
=if(average(b2:f2)>=70,"合格","不合格")
2つの式を組み合わせれば、
=if(count(b2:f2)<3,"不合格",if(average(b2:f2)>=70,"合格","不合格"))
となります。

A1に氏名、B1に1回目・C1に2回目と順次入力し、F1に5回目、G1に判定と入力します。

続いて、セルA2からセルF6までは下記のように入力します。

セルG2には、式
=if(count(b2:f2)<3,"不合格",if(average(b2:f2)>=70,"合格","不合格"))
を入力し、セルG6まで複写します。

《注意》  
. A B C D E F G H
1 氏名 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 判定 .
2 井上 光江 80 75 95 85 100 (注1) .
3 井沢 和子 50 . . 80 70 (注2) .
4 道広 文城 . 55 65 . . (注3) .
5 倉本 好子 . 75 70 90 100 (注4) .
6 黒瀬 治樹 65 85 . . 75 (注5) .
7 . . . . . . (注5) .

セルG2からセルG6までの(注1)〜(注5)は下記のような式が入ります。

 
(注1) =if(count(b2:f2)<3,"不合格",if(average(b2:f2)>=70,"合格","不合格"))
(注2) =if(count(b3:f3)<3,"不合格",if(average(b3:f3)>=70,"合格","不合格"))
(注3) =if(count(b4:f4)<3,"不合格",if(average(b4:f4)>=70,"合格","不合格"))
(注4) =if(count(b5:f5)<3,"不合格",if(average(b5:f5)>=70,"合格","不合格"))
(注5) =if(count(b6:f6)<3,"不合格",if(average(b6:f6)>=70,"合格","不合格"))


セルG2からセルG6までの(注1)〜(注5)は下記のような表示になります。
 
(注1) 合格
(注2) 不合格
(注3) 不合格
(注4) 合格
(注5) 合格


論理式は逆の条件でも成立します。見方を変え、逆からも考えてみましょう。
今日の例題でいえば、もし受験が3回以上なら、
平均点を計算し、70点以上なら”合格”、そうでなければ、”不合格”と表示し、
3回以上でなければ、”不合格”と表示する。

式を表せば、
=if(count(b2:f2)>=3,if(average(b2:f2)>=70,"合格","不合格"),"不合格")
となります。自分にとって簡単で分かりやすい式を選びましょう。


 3.便利なヒント集
今回は、比較演算子の説明です。

IF 関数では、比較演算子を使って条件検索をします。
比較演算子は『=,<,>』の3つに記号を組み合わせて使います。
比較演算子の意味・使用例は下の表のようになっています。

 
比較演算子 演算子の意味 使用例 意味
= 等しい A=B AとBが等しい
<> 等しくない A<>B AとBが等しくない
> 〜より大きい A>B AはBより大きい (Bは含まれない)
< 〜より小さい A< B AはBより小さい (Bは含まれない)
>= 〜以上 A>=B AはB以上
<= 〜以下 A<=B AはB以下





 4. 編集後記
半年ぶりのメルマガです。
半年の間、いろいろとリフレッシュした紙面を作ってみたのですが、
結局は今までと同じ物になりました。

しかし、これからも少しずつ変えていこうと思います。
アンケート等も取り入れて少しでもいいメルマガにしたいと思います。
読者の皆様のご意見をお待ちしています。


このメルマガをお友達や周りの方々にも転送してあげてください。
http://www.mag2.com/m/0000131398.htm
きっと喜ばれますよ!


また、メルマガの相互紹介をご希望の方連絡下さい。


分かりにくい箇所がありましたら遠慮なく質問のメールを下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


なお、内容は十分吟味していますが、内容によってなんらかの障害、損害等が
発生した場合に おいても一切責任は負いかねます。自己責任でお願いします。


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編集・発行:    井上 誉史
問い合わせ:   takasigtz0@ybb.ne.jp
Web サイト:    http://gtz0.fc2web.com/
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